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オリオンをなぞって

オリオンをなぞって 【1】

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 バーナビーはキスをするのが好きだ。
 虎徹を唆し、蕩けさせる口づけ。行為の最中に交わす噛みつくような激しいキスはもちろんのこと、終わった後もすぐには離れようとせず、何度も唇を啄ばみ、汗ばんだ肌のあちこちにやわらかいキスを落としていく。
 胸元から脇腹、ヘソのあたりまで一つ一つ、ゆっくりと。
 まるで空に瞬く星を数えるように、小さなホクロを数えたりしながら。

「ここにもあった」
 舌が耳の裏側をしっとりと舐め上げる。
「んっ…………おい、バニー」
 飽きもせず触れてくる舌や唇の感触から逃れようと、虎徹はベッドの上で身を捩った。
「よせよ、くすぐったい」
 まだ身体中に甘い痺れが余韻となって残っている。乱れた呼気も整っていない。なのに汗の浮いた首筋だの腹だのをチュッと軽い音を立てながら吸われたりするものだから、なかなか鼓動が落ち着かない。
「終わったんだからどけよ」
 虎徹はバーナビーを押しのけようとしたのだが、その手を逆につかまれ、瞳を覗き込まれた。まだ情欲の焔を潜ませて、たっぷりと艶を含んだエメラルド色の双眸に。
「もう少しだけ。……嫌ですか?」
(あんなに出した後だっていうのに、足りねぇのかよ)
 狭い秘孔をたっぷりと濡らされたばかりの身としては苦笑するしかない。自分にも多少覚えがあるから、なおさらだ。
(若さってコワイねぇ)
「べつに嫌じゃねーけど。おまえ、なかなかやめねぇだろ」
 ただのじゃれ合いだと思って気を緩めていると、あっさり第二ラウンドに突入されたりするので、ここはきっちり宣言しておく必要がある。
「今夜はもうやんねーぞ。これ以上はなしだかんな」
「分かりました。でも、キスだけならいいですよね?」
 バーナビーは残念そうにしながらも食い下がり、整った顔を近づけてきた。
 軽やかに触れる唇。鼻先や唇が頬を掠めるたびに妙にくすぐったくて、笑い出しそうになる。本当はさっさとシャワーでも浴びに行った方がいい。頭では分かっているのだ。しかしまだ立ち上がるのは億劫だし、虎徹としても決して嫌な気分ではないから、ついつい返事が甘くなってしまう。
「……まぁ少しぐらいなら、いいけどよ。俺、汗臭くねーか?」
「全然気になりません。虎徹さんの匂い、好きですから」
 そう言って再び覆い被さってくるバーナビーの肌もまだ完全に汗は引いておらず、しっとりとした手触りで、わずかに火照りを残していた。
「あっそ。ありがとよ」
 そんなに俺のことが好きなのかねぇ。
 思わず口の端が緩む。胸元に吸いついてくる若い恋人の頭を手のひらでそっと撫でてやると、じんわり胸の奥にあたたかいものが広がっていった。
 だが、年上の余裕を示していられたのもそこまでだ。
「……ぁ」
 いきなり胸の突起を吸われて、背筋がぞくりと震えた。

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