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Smell The Roses

Smell The Roses 【3/完】

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「薔薇の香りがするバスバブルのようですね」
「……バラの香り~?」
 女性ならもちろん喜ぶだろう。部屋がスイートなのだから、用意してあるアメニティも多少洒落ていて当たり前なのかもしれないが。
(どう考えても似合わねぇだろ)
 バラの香りの浴槽で乳繰り合う男二人。――――痛い。痛すぎる。
 しかしバーナビーは上機嫌で濡れた肌にあちこちキスを落としながら、いい香りですね、なんてつぶやいている。
「そりゃおまえには似合うだろうけどさ……」
 おじさんはもう、何から何まで恥ずかしいよ。居たたまれないよ。そう訴えたいのに今度はキスで唇を塞がれて、舌を絡め取られてしまう。
「……ふっ、うぅ…ん」
 どうしてこいつとのキスはこんなにも甘いんだろう。普通なら気持ち悪いって突き飛ばして、飛び退くような場面なのに、自分からバニーの腰に腕を回したりして。
「あ…っふ、ぅ……」
 不思議に思いながらもすぐ口づけに夢中になって、くらくらと眩暈がするような気持ちよさに陶然となった。
 バスタブから立ち上る湯気と濃厚な薔薇の香りに、さらに煽られていく。
「虎徹さん、キス好きですよね。気持ちいいですか?」
 飲み込みきれなかった唾液で濡れた唇を舌でぺろりと舐められて、また頬が熱くなる。
 泡の下で屹立した雄芯に長い指が絡みついてきて、再び根元から先端まで丁寧に扱かれると、ゾクゾクした震えが腰にきた。
「あ、その先っぽダメ……」
「ん? ここですか?」
「だから……よせ…って」
 くびれのあたりを擦りながら同時に先端を親指で引っかかれて、思わず目尻に快楽の涙が滲む。そうして弱い部分を突付かれながら、泡だらけになった身体を撫で回されるのだからたまらない。
「あぁっ…ん!」
 自分の喉から変な声が出るたびにキューティーエスケープしたくなった。だが、ここまできたら虎徹自身も引き返せない。何とかしてこの熱を吐き出してしまわないと、おかしくなってしまう。
「あっ、あっ…………だめだ、バニー……そんなにされたらっ」
「出そうですか? いいですよ、ここならいくら汚しても構いませんから」
「そ……ゆ、こと…………ぁ、ああっ!」
 そのキレイな顔で言うんじゃねぇと怒鳴り返してやりたくても、こぼれ落ちるのは荒い呼吸と、みっともなく感じまくっている喘ぎ声ばかりで、言葉などろくに出てこない。あちこち弄り回された挙げ句、双丘の割れ目にまで滑り込んできた遠慮のない指に狭い器官の中を掻き回されると、もう限界だった。
「……くっ! あ……あぁ…っ!」
 ドクドクと迸る白濁した飛沫が浴室のタイルや湯の中に飛び散る。たいして目立たないが、思ったよりたくさん出してしまったようだ。すっかり息が切れていた。
 肩口に当たるバニーの呼気も熱く乱れているが、双丘の狭間に押し当てられている熱い塊は残念ながらまだ果ててはいないようで、恐ろしいほどの硬度を保っている。
「好きですよ、おじさん」
 耳元にふいに甘い囁きが落ちてきて、虎徹は戸惑った。
 いや、このタイミングでそんなセリフ言われてもさ。どうすりゃいいんだ、と視線をうろつかせる。気持ちよかったとでもつぶやけばいいのだろうか?
(まぁ確かに、うっかり昇天しそうなくらいヨカッタけど)
 どうして毎度こうなってしまうのか、ここでなんと返すべきなのか。
「……俺にはよく分かんねぇわ」
 この歳になると、好きだの愛してるだのというセリフはハードルが高くなるのだ。なのにバーナビーはちっとも加減してくれないし、逃がしてくれる素振りもない。
 少し身体をずらしたせいで視界の端に捉えてしまった若い雄は、やはりガチガチに硬そうで、頬が引き攣る。どう見ても臨戦態勢だ。
「さ、最後までここですんのか?」
「汚すのが嫌なんでしょう? 立ち上がって、壁に手をついて。そうすればのぼせたりしませんから」
「いや、あのね。おじさんバニーちゃんほど体力ないからさ」
 こんな場所でしちゃうとね、出すだけで結構くたびれちゃうんだよ、と続けるはずだった言葉はあっさり遮られてしまった。
「後ろから抱えてあげますから大丈夫ですよ」
「あ、そう」
 もしかするとこれは朝までコースかもしれない。
 できれば今すぐ寝かせて欲しいのだが、無理な相談だろう。
「お、お手やわらに」
「努力します。おじさんにいっぱい感じてもらえるように」
「……じゃなくて」

 頼むから一回で終わりにしてくれよ、という虎徹の願いは果たして叶うのだろうか。
 灯りがきらめくシュテルンビルトの夜は、まだまだこれからだというのに。

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