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2/12新刊「絶対服従命令2」(完)

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ザ☆ヒーローショウ新刊その2

1月インテ新刊の続き。パラレルで新人編集×漫画家設定。
ちょっと外道なところで終わってしまっていたので
頑張って続きを書きました!ちゃんとラブラブENDになっています。
バニーちゃんの寄りきり勝ちって感じ(*´∀`*)

13歳のバニーちゃんと、まだ「おじさん」じゃなかった頃の虎徹さんが
出逢う場面も書けたので自分としては結構楽しかったです。
たまにはパラレルも良いですね。

そんなわけで以下サンプル(抜粋)です↓


          ※※※   ※※※   ※※※



「まったく、あなたという人は」
 苦々しい声と共に、横から長い腕が伸びてきたかと思うと、あっさり捕まって壁に押さえつけられてしまった。
「う、わ…っ!」
 そして―――――
「ちょ、おい! 何す……うっ…………ん、んんんーっ!」
 強引に触れてきた唇から、ぬるりと舌が侵入してくる。
「待っ……んぅ…っ」
 なんとか逃れようと腰を引いても相手がどんどん押してくるので、口づけされたまま壁を擦るようにして、結局部屋の隅まで追い詰められてしまった。
「……ふっ、ぅ……ん、ん……」
 いくら廊下から死角とはいえ、誰が突然入ってくるかも分からないオープンスペースで年下の男に抱きすくめられて、貪るような口づけをされている。それだけで羞恥も焦りもハンパじゃない。神経が焼き切れてショートしそうだ。
 おまけに膝で脚を割り開かれ、下肢を押さえつけられているせいで、さっきから股間の物までぐいぐいと刺激されてしまっていて、なおさらヤバイ。
「んう、ぅ…っ」
 唾液と共に絡まる舌の動きが生々しくて、ゾクゾクする。
 この前みたいに縛られているわけではないから殴るなり、突き飛ばすなりすればいいものを、初めてキスを経験した十代の少年みたいに頭が真っ白になって、手足がまるで言うことをきかないのだ。
(なんで、俺…………こいつとキスしてんだっけ?)
 快感という見えない枷に抵抗を奪われた虎徹は、ぼーっとしてきた頭で理由を考えながらも、久しぶりに味わう濃厚な口づけに半ば無意識に応え始めていた。
「…ぁ、ふっ……ん…ぅ」
「ん……っ」
 深く合わせた唇の間で生き物のように互いの口腔を蹂躙する舌が、艶めかしい吐息を二人から引き出していく。こぼれ落ちる微かな喘ぎは鼻にかかっていて、まるで甘えているようだ。
 鼓動も乱れ、ますます身体が火照っていく。
 ぴちゃりと濡れた音を立てて唇が離れるまで、いったいどれくらいそうして抱き合っていたのだろう。
「気持ちよかったですか?」
 くすりと笑われながら、指先で濡れた唇を拭われて、虎徹はようやく自分が両手でバーナビーのジャケットにしがみついていたことにハッと気づいて、顔から火を噴いた。
「なっ……んんんなわけあるかっ!」
「どもってますよ」
「う、うるさいっ!」
 声も若干裏返っている。
「顔、真っ赤ですね」
「これは……アレだ、暑いからだ!」
「今日はかなり気温低いみたいですけど」
「だからいちいち反論してくんなよっ! だいたいおまえがあんな…………」
 あっさり切り返されて言い逃れできず、尻すぼみに言葉が消えていく。
「……あんなことすっから……」
 むうっと唇を尖らせて膨れっ面になると、目の前のハンサムが皮肉な笑みを浮かべた。
「まったく信じられない人だな」
「いや、それ……俺のセリフだから」
 こんな場所でいきなりベロチューかます奴の方が信じられないよ、誰かに見られたらどうするつもりだ、と心の底からツッコミたかったのに。
「いい歳して拗ねないでくださいよ、可愛いから」
「悪かったな……ん?」
 またしても脳の回路が一旦停止してしまう。
(なんか今、変なセリフが聞こえたような……)
「犯したくなっちゃうじゃないですか」
「はぁっ?」
 その隙に、さらに変なことを言われて(しかも笑顔で)、もうこれ以上後ろには下がれないのに逃げたがっている身体をぴたりと壁に張りつかせて、ぶるぶるぶると何度もかぶりを振った。視界が滲んでいたから、ちょっぴり涙目になっていたかもしれない。
 そんな虎徹を嘲笑うかの如く、ゆっくりと顔を寄せてきたバーナビーが耳元に唇を寄せて囁く。
「あのオモチャが気に入ったなら、また挿れて差し上げましょうか?」
「て、てめっ…!」
 さすがにカッと頭に血が上って振り上げた腕が、見事にバーナビーの顔にガツンとヒットして、眼鏡が床に吹っ飛んだ。避けなかったのだ。
「……冗談です」
 この間はすみませんでしたと一転して殊勝に頭を下げられ、それ以上怒れなくなった。
「いや、まぁ…………分かりゃいいんだけどよ」
 本当はその程度で済ますことではないかもしれない。しかし女の子じゃあるまいし、あまり騒ぎ立てるのもどうかと思ってしまうのだ。一方的に触られてのこととはいえ、結局自分も吐き出しているから尚のこと、ちょっとだけバツが悪い。
 それに今は、他に気になることができてしまった。
「なぁバニー、ちゃんと理由を話してくれ。……俺には聞く権利あるだろ?」
 分からないことだらけで、混乱しているんだと眼差しで強く訴える。
「…………」
 バーナビーの視線は床に向いたまま、なかなか上がってこない。
 何か迷っているようだ。
「おまえ、自分から俺の担当になるって言ったんだって? 順位引き上げる約束までして。なんでそんな大事なこと、俺に言わなかったんだよ。もしダメだったら、おまえの立場もまずくなるんじゃねーのか?」
「当然そうなるでしょうね」
「だったら……」
 虎徹が言い募る前に、有能な新人は片手でそれを制した。
「僕は最初から負けると分かってる賭けなんかしませんよ。やるからには勝ちます」
「その意気込みはありがたいけどさ。実際どうなるか分かんねーし」
「大事なことなんです。僕にとっても」
 ようやく見つめ返してきたエメラルド色の瞳には、強い意志が感じられる。
「だから……どうして……」
 そんな目で見つめてくるんだ。
 虎徹の心の声が届いたのか、バーナビーは分かりましたと頷いた。
「全部お話します。ただ、ずっとここで立ち話というのもなんですから、移動しましょうか。ここから近いので、僕の部屋でもいいですか? ……それとも、まだ二人きりになるのが怖い、なんてことは……」
「あるわけねーだろ!」
 怖いかと訊かれて、大の大人が素直に頷けるわけがない。
「ぜんっぜん平気だっつーの。そっちこそ大人を舐めるなよ。逆襲されないように用心しとけ!」
 やや大袈裟な手振り付きで答える虎徹の傍らで、生意気な若者がくすりと笑っていることには気づかないフリをした。



          ※※※   ※※※   ※※※



いずれ後日談を出すかもしれませんが、今回の本で一応完結しています。
なので本当は「1」「2」より、「前編」「後編」の方が正しいかも。
よろしければお手に取ってみてくださいませ( ´ ▽ ` )


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