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2/12新刊「Bitter or Sweet」

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ザ☆ヒーローショウの新刊その1

こちらのサイトにも掲載している「オリオンをなぞって」と「Smell The Roses」に
書き下ろしの表題作を加えて比較的甘い路線で一冊にまとめました。
「Bitter or Sweet」はお約束のバレンタインネタ。単なるチョコレートプレイです(笑)
……というわけで以下サンプル(抜粋)です。



          ◇◇◆◇  ◇◆◇  ◇◆◇◇



「そこまでして僕に食べさせたいんですか?」
「いや、そういうわけじゃねーけど……」
「仕方ないな。僕が欲しいデザートはチョコレートじゃないんですけど。虎徹さんが食べさせてくれるなら、食べてもいいですよ」
 メガネを外して、にっこり微笑みながら虎徹の腕をつかんだ。
「口移しで」
「えっ…?」
「構わないでしょう、そのぐらいのサービス。僕の目の前で本命チョコを受け取った罰です」
「なっ……それはおまえだろ!」
 たちまち飛んできた反論をフッと鼻先で叩き落す。
「僕のは全部ファンからの贈り物ですけど、あなたのは違うでしょう。少なくとも一つは」
 ズバリ突っ込むと、虎徹は渋い表情になった。
「……いいだろ、気づかないふりしたんだから」
 見逃せよと小声でつぶやいている。やはりあの場では、ただ鈍感なふりをしていただけだったのだ。
「本人が義理チョコだと言い張ったからですか?」
「ばぁーか。あんなに歳の離れた子供の本気、どうやって受け止めろって言うんだよ。娘とたいして違わねぇんだぞ」
「じゃあ逃げたんですね?」
「…………」
 彼はバーナビーの追求にますます表情を曇らせ、泣かれたら困るだろうがとついに本音を吐露した。
「どうせすぐに正気に返るよ。こんなおじさん、本気で好きになるわけがない」
「僕にそれを言いますか? ひどい人だな」
 心外だと訴えるバーナビーにも、虎徹は苦笑を返してくる。少しだけ寂しげな目をして。
「大人は臆病なんだよ。いつまでも痛みを引きずるから、そう簡単には垣根を越えられない」
「身体は許すくせに」
「心の方が厄介だからな」
 年数を経ても消えてくれない喪失の痛み。その哀しみを湛えた笑みが、小さな棘となってバーナビーの胸に刺さる。
(そんなの僕だって……)
 失う痛みなら誰よりも知っている。
 だからこそ忘れてくれとは言えないけれど。
「べつにいいですよ。あなたがどれだけ怖がろうと、僕が言い続けますから。………あなたが好きです。愛してます」
 執念深さにかけては自信があるので、諦めてくださいねと付け足すと、虎徹は肩を震わせて笑い出した。
「……ったく、バニーちゃんには敵わねーな」
 顔を伏せているから、どんな表情で言っているのかよく分からない。もしかするとせつなさと苦さ、半々かもしれない。
 それでも彼はくっくっと喉の奥でしばらく笑った後、おもむろにチョコレートを一つ摘んで自分の口に咥えると、そのままこちらに顔を寄せてきた。
「え?」
 そっと押し当てるようなキスと共にバーナビーの口に移されたやわらかな生チョコが、すぐに舌の上でとろんと溶けていく。
 それはびっくりするほど甘かった。
「……あなたってズルイですね」
「大人だからな」
 ニヤリと笑って切り返され、バーナビーは嘆息した。
 普段は本当に大人げないことばかりするくせに、こんな時ばっかり年上を振りかざすのは少々気に食わないが、実際に歳が離れている分、自分が持っていないものをこの人が持っているのは事実なのだ。いい意味でも、残念な意味でも。
「じゃあ、未熟な僕にもっと指南してください。蕩けるような口づけを」
「高くつくぞ」
「ちゃんと利子をつけて返しますよ」
 あなたの身体に、と続ける前に唇が重なって、舌がするりと這入り込んできた。
「……っ」
 すぐに自分の舌を絡めて、互いの口腔内を弄り合う。
 歯列の裏側まで丁寧に舐めて、キスが深まってきたところでなぜか一旦離れた唇が、またチョコをひとかけら含む。
「ん…っ」
 淫らに絡み合う舌の上で、とろとろと溶けていくチョコレートにバーナビーは思わず顔をしかめた。
「……甘い」
「なんだよ、甘いのは嫌いか?」
「いえ、キスは好きですけど」
「だったらいいだろ」
「ええまぁ…………でも」
 色事に関して尻込みすることが多い虎徹がめずらしく積極的なのはありがたいが、自分の方が押されてリードされている状況はやはり物足りない。
「僕は欲張りなんで」
 そろそろ違うところへのキスも欲しいんですが。そう囁いて、虎徹のウィークポイントである耳を責めながら、シャツのボタンを外していく。
「ちょっ……ぁ、おい…………ん、んっ!」
 耳朶を甘噛みして穴の中に舌を這わせると、たちまち鼻にかかった声が聞こえてきた。



          ◇◇◆◇  ◇◆◇  ◇◆◇◇


 私が書いた話の中では、めずらしくおじさんが積極的なので
「あれ?ひょっとして逆?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
間違いなく<兎虎>です。おじさんはこの後、かるーく逆襲されて
気持ちよく歔かされちゃいます(^▽^;)

よろしければ、お手に取ってみてくださいませ。

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